出発の合図をする海老名駅長
相模鉄道（株）と東日本旅客鉄道（株）が進めてきた「相鉄・ＪＲ直通線」が11月30日に開業した。
この日は、直通運転を記念した式典が始発電車が出発する海老名駅で開催され、多くのメディアや一般入場者で賑わいを見せた。新型「１２０００系」が午前５時37分に入線すると、多くの来場者のカメラのシャッター音が響き、43分に新宿へ向けて発車した。
同社の千原広司代表取締役社長は式典で「相鉄沿線の交通ネットワークが強化され都心までのアクセスが格段に向上した。沿線、都心にお住まいの方にご利用いただき、効果を実感して欲しい」とあいさつした。
これは20年以上にわたり構想が続けられてきたもので、計画当初は２０１５年までの開業が適当とされてきたが、用地取得の難航などから２度延期した。開業することで、利用者へのサービスアップや沿線住民の利便性向上が期待される。
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