バスケットボール男子U-16日本代表13人がこのほど発表され、中沢中学校の小林良君(3年)が選ばれた。チームは、今月末から都内で強化合宿を行う。初めて日の丸のユニフォームに袖を通す小林君は「プレーで貢献したい」と意気込んでいる。
小林君は、小学1年生の時に兄の影響で地元チーム「成瀬ミニバスケットボール教室」に入会。最初はドリブルもままならなかったが、次第にバスケットボールの楽しさを覚え、毎日夢中でボールを追いかけるようになった。
とりわけ、ボールがきれいな放物線を描いてゴールに入る感触に喜びを見出し、シュート練習に多くの時間を割いた。苦心の末に習得した正確なシュートはチームに勝利をもたらし、自身も県の優秀選手に選ばれるまでに成長した。
中沢中学校に進むと、攻撃の要となるシューティングガードを任された小林君。今まで以上にロングシュートやドリブルからのストップジャンプシュートに磨きをかけ、チームの得点源としてフル回転した。
その実力は外部からも認められ、1年生の時には県選抜のメンバーとして全国制覇を達成。翌年には県選抜の主将に抜てきされたほか、U-14・15の日本代表候補にも名を連ねた。
日の丸の重み実感
こうした活躍が高く評価され、U-16日本代表候補の24人に選ばれたのが今年の10月。その後、2度の選考を経て、今回、日本代表メンバーに初めて選ばれた。
小林君が吉報を耳にしたのは先月13日。その瞬間を「率直にうれしかった」と振り返るが、「日の丸の重みを自覚し、日常生活からしっかりしたい」と、表情にはすでに代表選手としての責任感が漂う。
今月末には、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で行われる代表の強化合宿に参加し、年末から1月にかけドイツとチェコで親善試合に臨む。その後にはインドで「第4回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会」も控えている。「U-16のアジア大会に勝ち、その先の世界選手権に進みたい」と小林君。そんな決意の裏には温め続けた大切な夢がある。
視線は海の向こう
小林君は中学卒業後、県内の強豪私立に進学を予定している。来年からは高校日本一を目指すことになるが、「アメリカプロバスケットボールリーグ『NBA』のコートに立つことが、自分の最終目標です」と、すでに世界を見据えている。
伊勢原からバスケットボールの本場へ。小林君の大きな挑戦が始まった。
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