伊勢原 社会
公開日:2017.06.30
詐欺防止にバス活用
100台にポスター掲示
今年に入り神奈川県内でも増加の一途をたどる振り込め詐欺被害。5月末時点で昨年より297件も多い755件が発生し、被害総額も約17億円(前年同時期+1億6000万)に上る。伊勢原市内でも6月20日現在で、7件(被害総額747万円)の振り込め詐欺が発生している状況だ。
伊勢原警察署(岩田雅明署長)ではこのほど、増加する振り込め詐欺の撲滅対策の一環として、神奈川中央交通(株)伊勢原営業所(山崎優所長)と連携し、路線バス内に注意喚起ポスターの掲示を開始した。
6月21日には、岩田署長が伊勢原営業所を訪れ、ポスターの交付式を実施。山崎所長に2種類のポスターを手渡した。
現在、伊勢原営業所にあるバスは約100台。受け取ったポスターは早速、所員の手で、乗客の目につきやすい車体中央にある乗降口の正面に掲示された。山崎所長は「公共交通の担い手として、振り込め詐欺撲滅に協力していきたい」と話す。交付式に参加した生活安全課の舩橋雄介警部補は「多くの人が利用するバス。これで少しでも被害が減少すれば」と話した。
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