市内岡崎の伊勢原ゴルフセンター(濱田光子代表取締役社長)が今日10月25日、開業から50周年を迎えた。日本のゴルフ界の第一人者で、「ゴルフの神様」と言われた、故・中村寅吉プロ(伊勢原市名誉市民)との関係が深く、伊勢原や平塚市民の「打ちっぱなし」練習場として歴史を重ねている。
伊勢原ゴルフセンターは、1969(昭和44)年10月25日に創業。濱田精麦株式会社の実業団野球チームの練習拠点、「濱田球場」の敷地を活用して造られた。
高度経済成長期のゴルフブームとともに歩み、当時は練習場に入るため駐車場待ちの車の列が、門の外まで続くほどだったという。
中村寅吉プロ伊勢原に転入
同センターに所属する榎本七郎プロ(76)は、開業当時を知る一人。濱田精麦の役員らと一緒に試打を重ね、陽の光を考慮して練習場の向きなどを考えたという。
また、榎本プロの師匠が、中村寅吉プロだったことから声をかけた縁で、中村プロが1972(昭和47)年に伊勢原に転入。同センターの近くに居を構えた。中村プロは、伊勢原カントリークラブ(市内子易)に所属しながら、同センターで樋口久子プロ、丸山智弘プロなどを育成・指導。日本女子プロゴルフ協会初代会長などを歴任した。
2008(平成20)年に、92歳で永眠した中村プロ。晩年まで同センターに通い、プロアマ問わず、ゴルファーらと交流を深めた。また、喫茶室で夕方放映される『水戸黄門』を観るのが日課だったという。
榎本プロは「怒られながら、厳しく指導を受けたのは良い思い出。早く上手くなってほしいという気持ちが強かったのだと思う」と話す。
同センターには、伊勢原や平塚などから年間11万人の来場者がある。市ゴルフ協会とタイアップして、近年はジュニアゴルファーの育成などにも力を入れている。
濱田代表取締役社長は「お客様、地域の方々に支えて頂いた50年。これからもオンリーワンの『伊勢原・平塚のボールパーク』をめざしていきます」とコメントを寄せた。
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