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伊勢原 人物風土記

公開日:2020.02.07

2月8日(土)に開催される親子タグラグビー教室の講師を務める
村田 亙さん
専修大学ラグビー部監督 52歳

人に優しく自分に厳しく

 ○…タックルなどの接触プレーをしないことで、子どもでも安全に楽しめるタグラグビー。2月8日(土)に専修大学伊勢原総合グラウンドで行われる市主催の親子タグラグビー教室で、伊勢原を練習拠点にしている専修大学ラグビー部の監督として講師を務める。「体を動かすことの楽しさや、チームワークの大切さを伝えたい。そこからラグビーに興味を持ってもらえたらうれしいですね」と微笑む。

 ○…福岡県出身。7歳の時、兄の影響で地元のクラブへ。小学校の卒業アルバムに「将来日本代表で世界を駆け回りたい」と書いた。高校ラグビーの聖地、花園に2年の時に初出場。「監督のおかげ。パスが前提のスクラムハーフにも関わらず、自由に持ち出してプレーさせてくれた。この経験がその後のラグビー人生に生きました」

 ○…専修大学時代は、主将として関東大学リーグ優勝。その後進んだ東芝では、チームの日本選手権3連覇に貢献した。24歳の時に日本代表としてW杯に初出場。海外メディアから高い評価を得て、3大会連続でW杯に出場した。31歳でフランスのクラブと日本人初のプロ契約。2年間の海外生活を経て、ヤマハ発動機に移籍。40歳まで現役を続け、7人制日本代表の監督に就任した。44歳で専修大ラグビー部の監督に。「困難に立ち向かい、道を拓いてきた。ラグビーから誠実でいることや、チームワークの重要性を学んだ。選手とはコミュニケーションを大切に『人に優しく、自分に厳しく』と常に指導しています」

 ○…4人の娘の父親。長女はラグビー部のマネージャーとして父をサポートする。「目標は日本一。古豪と言われた専大ラグビーを復活させます」と自信をのぞかせる。横浜市在住。

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