伊勢原市は、エネルギー・食料価格などの物価高騰に伴う支援として、家庭のエネルギー費用負担を軽減するため、省エネ家電製品への買換えに対し、最大5万円の補助を行う。期間は9月1日から10月31日(火)まで。
「伊勢原市省エネ家電買換え促進キャンペーン」と銘打って行う今回の補助金制度。昨今の物価高による市民生活への負担軽減とともに、CO2排出量の削減によるカーボンニュートラルの推進を目的に実施する。
既存の家電製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫)を、省エネ性能の高い家電製品に買換える市民に対し、5万円(税抜き購入価格・設置工事費などの3分の1まで)を上限に補助するというもの。
対象商品は、統一省エネラベル多段階評価点3・0以上のエアコン、テレビ、冷蔵庫で1点あたり税抜き5万円以上の商品(3点まで)。市内販売店での購入・設置が対象で、補助金の交付は1世帯1回限り。期間は9月1日から10月31日までで、予算が上限に達した時点で終了となる。
市環境対策課の担当者によれば、予算額は6月の市議会で可決。国の交付金3千万円を充てるという。
事前審査が必要
補助金交付には事前審査と交付申請が必要になる。市や市ホームページなどから事前審査書を入手し、必要事項を記入して、市役所レストラン棟1階専用窓口に持参するか、市環境対策課省エネ家電補助金担当宛てに郵送する。
事前審査が完了すると申請書などが送られてくるので、10月31日までに対象商品を購入・設置し申請書を11月7日(火)までに市専用窓口に持参か郵送する。
事前審査確認書の通知前に購入した場合は、補助の対象にならないため注意が必要。
市は買換えによる効果として、約10年前の旧式家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫の各1台)を最新省エネ家電製品に買換えることで、電気代が年間約8千円、CO2排出量は約190kgの削減につながるとしている。
ゼロカーボンシティを表明
カーボンニュートラルとは、CO2の排出量から、吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにする取り組み。
市は一昨年の10月、2050年までにCO2排出量を実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティいせはら」を表明している。
補助金に関する問い合わせは、市省エネ家電補助金専用ダイヤル【フリーダイヤル】0120・393・924へ(平日午前9時から午後4時半)。
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