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伊勢原 社会

公開日:2025.06.27

伊勢原RC
マリーゴールドを植栽
芝桜の線虫対策に

  • 渋田川の土手に植栽するRCメンバーら

 市内上谷を流れる渋田川河畔で6月20日、社会奉仕団体・伊勢原ロータリークラブ(天野耕一郎会長)のメンバーと上谷芝桜愛好会の亀井隆会長、市商工観光課の職員でマリーゴールドの植栽を行った。

 同クラブは2017年、渋田川河畔芝桜オーナー制度「芝桜育成管理団体」に登録。この制度は、芝桜の景観保護を目的に植栽と維持管理作業などを登録団体が行うもの。地元住民によるボランティア組織、上谷芝桜愛好会と協力し、活動を行っている。

線虫防除に効果が期待

 芝桜は線虫の影響で開花しなかったり、枯れてしまうことがあるため、土壌の線虫防除に効果があるといわれているマリーゴールドを植栽している。この日は同クラブが寄贈した330株のマリーゴールドを植栽。朝から強い日差しが降り注ぐ中、参加者はスコップ片手に、額に汗をにじませながら、黄色やオレンジなど、色とりどりのマリーゴールドの苗を土手に一つひとつ丁寧に植栽していった。

 同クラブの天野会長は参加者に感謝を述べるとともに「地域のため、これからも皆さんとともに活動を続けていきたい」とあいさつ。愛好会の亀井会長は「毎年寄贈、植栽活動に協力いただきありがたい。この場所は川沿いのため、線虫を駆除するための薬剤が使えない。マリーゴールドの植栽が唯一の対策で、効果は出ている。きれいな芝桜の開花のため今後も協力をお願いしたい」と話した。

 渋田川沿いの芝桜は1970年頃に上谷地区の故・鈴木建三氏が奥多摩から一株持ち帰り、植えたのが始まり。市民有志や団体などが、芝桜の植栽、土手の草刈りなどに取り組んでいる。

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