伊勢原 社会
公開日:2025.06.27
夏の訪れ告げるアジサイ
日向地区の日陰道などで
日向地区にある古道「日陰道」や、周辺地区一帯で、色鮮やかなアジサイが、散策路や街道沿いで多くの人の目を楽しませている。
アジサイは江戸時代の俳人、松尾芭蕉も初夏の訪れを告げる句に読んでいるほど。
同所には300本ほどのアジサイが植栽されていて、アジサイの手入れや散策路の整備は、地元住民有志らが中心となり、20年以上前から続いているという。
日陰道は「かながわの古道 50選」のひとつで初夏にはアジサイ、秋には彼岸花と季節の花々を楽しむことができる。源頼朝が日向薬師を参詣した際に家臣達が通った道とも北条政子が通った道ともされ、表参道の日向道に対してこの名がついたとも言われている全長1・5キロメートルほどの古道。大山東麓の緑を背に咲くアジサイを撮影できる隠れた名所として知られている。
市観光協会では、アジサイの季節はヤマビルの被害の多い季節と重なることから、長めの靴下をはき、塩や虫よけスプレーを持参するなどの対策を呼び掛けている。
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