綾瀬中学吹奏楽部 初の東関東大会へ 激戦の県大会制し22日に出場
綾瀬中学校吹奏楽部が9月22日(祝)に栃木県宇都宮市で開かれる「第18回東関東吹奏楽コンクール」中学校の部B部門に出場する。7月の県央大会、8月の県大会を勝ち抜いての出場で、同部にとって創部初の快挙。
吹奏楽コンクールは小学校、中学校、高等学校、大学、職場・一般の4部門に分かれ、さらに中学と高校は大編成(A部門)と小編成(B部門)に分かれて行われる。
綾瀬中吹奏楽部が出場するB部門は30人以下の編成で、自由曲1曲を演奏する。同部が演奏する曲は櫛田胅之扶氏作曲の「斑鳩(いかるが)の空」。日本古来の情緒溢れる曲で、5月からこれまで、1小節の音符ひとつまで音程や表現を細かく合わせてきた。「難易度はそこまで高くない分、音程を綿密に合わせたり、しっかりソロを吹けるこのメンバーの特性を最大限に活かせる曲」と、指揮を担当する顧問・佐々木圭介教諭は話す。
同校吹奏楽部は昭和64年に廃部となった過去がある。その後クラブとして活動が始まり、部として復活した後もコンクール出場はなく、細々と活動が続いた。4年前、佐々木教諭が顧問となってからコンクール出場をめざし再発進。県央大会どまりから前進するも、昨年は県大会で涙をのんだ。
今年は初戦の県央大会から22校中3校の狭き門。「やってきたことを発揮するだけ。良い演奏をしよう」と臨んだ。県大会出場が決まった時は全員で喜び、それから8月9日の大会まで無我夢中で磨き上げた。「先生がこれまで一度も東関東大会へ行ったことがないのを聞いていました。みんなでなんとか先生を連れて行くには今しかないと話していました」と春川萌子部長。県大会ではお互い声をかけあって緊張をほぐし、これまでの成果を発揮した。佐々木教諭は「14年の顧問生活の中で初めての東関東。自発的で一生懸命なメンバーに感謝している」と話している。大会に向けて「まずは自分たちのベストを尽くして、それが結果になれば」と春川部長は話す。
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