70年ぶりに選挙年齢が引き下げられて初の国政選挙との同日投開票に伴い、今回の綾瀬市長選挙は「18歳の選挙権」が適用された県内初の地方選となった。市選管によると、参院選の投票率は18歳52・72%/19歳47・26%で、市長選は18歳50・45%/19歳45・42%だという。
市内寺尾西の生蘭高等専修学校では選挙権を持つ35人のうち、21人が投票所に足を運んだ。市内在住の松瀬希望(のぞみ)さんは「参院選はテレビから、市長選は父から情報を得て、よく内容を見て決めました」と話す。
また、「事前に情報を集め、同じ考えの人に投票しました」と話すのは、市外在住の飯島直斗さん。同じく市外の五嶋(ごとう)大椰(ひろや)さんは、「いい加減な投票はできないが、権利を放棄する理由もない。行くことに意味がある」と白票を投じたという。