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綾瀬版 公開:2018年2月23日 エリアトップへ

さがみ農業協同組合(JAさがみ)綾瀬地区運営委員長を務める 鈴木 隆徳さん 吉岡在住 66歳

公開:2018年2月23日

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絆を繋ぐ「JAの原点」に

 ○…藤沢・茅ヶ崎・大和・鎌倉・海老名・座間・綾瀬・寒川の7市1町を管轄するJAさがみ。綾瀬市には綾瀬・綾北・綾南・早園・綾西の5支店があり、正・準組合員約6900人が所属する。このうち、一定以上の農地を持ち農業活動を行っている正組合員は約1千人。「市内の総耕地面積は280ヘクタールほど。約8割が畑作で、最近の特徴としては施設園芸(ハウス)が増えた」と現状を語る。

 ○…農業に本格的に携わるようになったのは54歳の時。元は県職員で土日のみ手伝っていた。父の他界で母と夫人を中心に10数年、家族で切り盛りしたが、負担が大きかったため早期退職で家業を継ぐことに。それまで夫人が担っていた正組合員の役割も、正式に引き継いだ。委員長の主な仕事は月一度の理事会への出席で、ここで話し合われたことを各地区に持ち帰り、支店単位に落とし込む。

 ○…吉岡で生まれ育つ。農家の家系に長男として生まれた。父が議員になるまでは専業農家で、養豚をやっていた時期もあったが途中から賃貸業との兼業農家に。趣味は県の在職中に始めたゴルフ。最初は仕事の一環だったが、当時の仲間や地域の友人、JAの大会など今ではコミュニケーションの場として月に1〜2回、ゆるりと楽しんでいるようだ。

 ○…「市制施行以降の開発で一時は農家が減少したが、減り止まりしたと感じる」と話す。最近では若い生産者の継承や新規就農、都市近郊型を活かした取り組みなど明るい話題も多い。しかし、新しい力以上に既存農家の高齢化や後継者問題の方が早く訪れているのが実情。安い海外野菜や資材等の高騰による利回りの悪化など、農家を取り巻く環境は刻々と変わっている。「これらの課題を解決し生き残るためには、生産者同士や消費者との絆を繋ぐというJAの原点を、もう一度見直すべきだと思う」。日本の農業の未来を思い、力強く語った。

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