綾瀬市議会9月定例会が3日に開会し、市は一般会計補正予算案など14議案を提出した。補正予算には、「危険ブロック塀等耐震化補助事業」の拡充が盛り込まれている。
担当の市建築課によると、今年6月の大阪北部地震でのブロック塀等倒壊による事故を受け、市内でも補助事業や近隣に設置されたブロック塀の安全性の問合せが20件寄せられたという。市民の関心の高まりを受け今回、補助事業の制度見直しと800万円の補助額引き上げが審議される。
見直しでは子どもたちの安全を最優先とし、通学路にかかるものは撤去費用(上限20万円)と設置費用(上限30万円)を10分の10補助するものに変更する(これまでは一律2分の1)。撤去後の設置に補助を行う制度は県内では鎌倉・藤沢・厚木・綾瀬の4市だけで、補助額50万は県内最大。「倒壊で事故が起きた時の責任は所有者になってしまう。気になる箇所は早めにご連絡を」と同課は話している。
対象等詳細は同課【電話】0467・70・5632へ。