11月4日に30周年記念イベントを開催する「朝一番徳の市」の会長を務める 井田 智之さん 綾西在住 49歳
アクティブな仕掛け人
○…平成の幕開けとともに始まった「朝一番徳の市」。「綾瀬を盛り上げたい」と商工会青年部が立ち上げた取り組みは、30年経った今も脈々と続いている。客層の世代交代が進む中、子どもや家族連れの集客を狙い様々なイベントを毎月仕掛けている。次回は無料抽選券1千枚を用意した記念イベントを実施する。
○…健康食品販売「(有)医食研湘南」の代表取締役。紆余曲折を経て父が知人と共同で始めた代理店が同社の前身。その後独立し、10年ほど前に代表を継いだ。医食研として朝市に出店し、副会長を経て2年前に会長に。出店者の高齢化が進む中、若い力に期待を寄せての選出だった。
○…東京で生まれ3歳で綾瀬に。綾瀬西高を出るまで地元で過ごし、家業に入るため戻ってきた。少年サッカーチームや太鼓クラブなどに子どもが所属したのを機に様々な繋がりができ、自然と地域に入っていった。今ではサッカークラブのコーチや太鼓クラブ、民生・児童委員、ABF実行委員、地区社協など様々な団体に所属し、日々忙しく動き回っている。趣味もアクティブで、シュノーケルや釣りなどを嗜む。子どもが中学生くらいまでは、2人で九州や東北など各地に行ったという。「今は忙しくて、夏に海のキャンプを楽しむくらい」と首をすくめる。
○…今年度から新たな取り組みとして、フードコートを取り入れた。来場客がより楽しめる仕掛けで集客力を上げ、出店者へのメリットを生む狙いがある。自身で行っているホームページ等での情報発信も、その一つ。「ここまで続いた催しを今後も維持していくためには、来場者・出店者双方に対する付加価値が必要。今後は季節の商品販売やキッチンカーなども取り入れていきたい」と、意欲を覗かせた。