国指定史跡「神崎遺跡」に現存する約1800年前の環ごうを掘り返して一般公開する催しが11月3日(日祝)と4日(月振)に吉岡の神崎遺跡公園で開かれる。
神崎遺跡の環ごうは、弥生時代後期に現在の吉岡地区一帯に集落があったことを示す貴重な遺構。集落跡を含む遺跡全体が11年に国指定史跡に指定され、16年には神崎遺跡資料館が完成し、18年に公園全体が開園した。
日ごろは周囲の地面と見分けやすい散策路としてその名残が分かるよう展示されている。国指定史跡を掘り返して一般公開する例は全国的にも珍しく、市内だけではなく全国の遺跡ファンにも貴重な機会となっている。掘り返すのは一部。
公開は午前9時から午後3時まで。正午から午後1時を除き、30分ごとに職員が解説する。
資料館では弥生時代の様子を再現した仮想現実(VR)映像も体験できる。(問)市生涯学習課【電話】0467・70・5637。