綾西自治会(太田淑夫会長、1427世帯)の設立50周年を祝う記念式典と行事が、11月9日に綾西バザール商店街で開催される。綾西地区の歴史を取材した。
綾西自治会のある住宅街は、相模鉄道が1970年代に首都圏のベッドタウンとして開発した。約100万平方メートルに及ぶプロジェクトとして海老名市側から着手され、綾瀬市側(当時は綾瀬町)は33万6千平方メートルの山地を切り拓いて宅地化が進められた。
「えびな国分寺台」として販売されたのは1区画50坪前後の建売住宅で600万円台の物件が中心。住宅街と海老名駅を結ぶバス路線がすでに開通していた。綾西地区で育った井田智之さん(50)は「朝夕のラッシュ時はバスが連なっていた」と当時を振り返る。
80戸でスタート
綾瀬市の市史担当者によると、綾瀬側の開発が始まったのは1968(昭和43)年で、翌年に第1期分譲が始まった。70(昭和45)年には綾西小学校が開校し、80戸が加入する綾西自治会が70(昭和45)年2月に設立された。
吉岡、早川両地区の児童と新興住宅地の児童をあわせた全校児童230人で小学校が開校した綾西小学校も今年開校50周年を迎えた。
「これからも一緒に」
綾西自治会は、地域の商店街として親しまれてきたバザール商店街を記念式典の会場に選んだ。自治会長の太田さんは「誰もが利用してきた商店街に愛着がある。空き店舗もあるがこれからも一緒に頑張っていきたい」と話す。
ちんどん屋も
当日は午前9時半に「ちんどん屋」が「長ぐつ公園」を出発。住宅街を練り歩き10時20分頃バザールに到着する。
10時30分から古塩市長や綱島県議ら来賓を招いて記念式典が開かれ、「綾瀬市民の歌」を合唱。願いを託した250個の風船を空に放つ。バルーンアートや綾西太鼓クラブの演奏、ちんどん屋の口上や演奏、大道芸などが昼過ぎまで続く予定。
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