神奈川県の黒岩祐治知事が26日、綾西自治会館を訪れ、高齢化が進むなか元気に暮らす住民の活動を視察した。綱嶋洋一県議も参加した。
市の調査によると、綾西地区は65歳以上が41・5%で市平均を14・4ポイント上回っている。さらに75歳以上の24・9%も市平均を11・9ポイント上回る。高齢化率が進む一方で、要介護認定率は市平均の12・9%とほぼ同水準の13・4%と高くない。知事は今回「その秘訣を探りに来た」という。
毎週100人以上が参加する「レインボー健康体操」と、綾西歌くらぶの合唱を聞くなどした黒岩知事=写真=は「皆さんの元気さに圧倒された。表情豊かに楽しそうに活動している。ここでの取り組みを『綾西モデル』として県全体に発信したい」と述べた。
コーラスグループの夕やけ・綾西歌くらぶで活動し、この日初めて県知事と話をした熊田宜昭さん(85)は「歌うのは楽しい。知事も楽しそう笑っていて嬉しかった」と話していた。
綾西自治会は加入1427世帯で、自主的な趣味のサークルが40あり、延べ500人ほどが活動している。