綾西バザールの一角で12月23日にクリスマスコンサートが開かれ、40代から80代のおよそ30人が歌で交流を深めた。市内で活動する「楽しい体操を広げる会」(吉川ひろみ代表)が主催したもので、同会による「歌と「体操」が地域に「元気」をもたらしている。
月に100人
綾西地区に住む代表の吉川さんは2014年に、認知症予防に効果があるとされる「歌体操」指導者資格を取り普及に取り組む。市内の福祉施設や自治会館などで開く教室にはひと月で約100人が通い、吉川さんの伴奏で歌を楽しむ。
バザールでは毎月第4月曜日に歌体操教室「メロディアン」、第2月曜日には歌を楽しむ「音・楽くらぶ♭(フラット)スペース」を開いている。この日のクリスマスパーティーではお揃いのサンタクロースの帽子をかぶり、20曲あまりを合唱し食卓も囲んだ。
吉川さんは「目の前の人を笑顔にしたい」との思いから仲間7人と活動を始めた。「景気も病気も元気に左右される。歌や音楽は元気の源になる」とも話す。
福祉施設の掲示板でこの集まりを知った40代の女性は「歌が好きでよく参加している」といい、80代の夫と参加した女性は「いつもは主人がひとりで参加していますが今日は一緒に参加した。大きな声で歌うと気持ちがすっきりする」と話していた。
(問)吉川さん【携帯電話】090・2168・8327。