外出支援バスが毎週化 清川村 4月から増便で
清川村が村内在住の高齢者等を対象に実施しているお出かけ支援バスの運行日程が4月から拡大される。これまで村内を3地区に分け、それぞれの地区を3週間に1回だった運行は、各地区毎週1回運行となる。
清川村の「お出かけ支援バス」は、住民たちのコミュニティスペースとしても人気がある村ふれあいセンター「別所の湯」の利用と高齢者の外出機会の拡大・買い物支援などを目的に2011年1月にスタート。村内を宮ヶ瀬・上地区、中地区、下地区・清水ヶ丘地区の3つに分け、毎週水曜日にこの3地区を順番で回り、役場・診療所・郵便局・ふれあいセンター・コンビニエンスストア・農協などに停車、料金はかからない。
利用対象となる65歳以上等の人は村内におよそ750人おり、公共交通機関がないエリアや狭い道路でも地区別におよそ100メートルから200メートル間隔で乗降場所があることなどから運行開始当初は利用者も多かった。しかし最近は1便あたりの利用者が1人程度ということが続いていた。
「利用しづらい」の声にこたえる
そこで村は昨年11月に利用対象者らにアンケートを実施。ここで上がったのが「支援サービス自体は知っているが、運行本数が少ないことで予定が立てにくいため、利用できない」という声だったという。これを受け村は検討を開始。ふれあいセンター利用助成事業と合わせ、4月から運行本数の拡大が決まった。
新しい運行日は、宮ヶ瀬・上地区が毎週火曜日、中地区が毎週水曜日、下地区・清水ヶ丘地区が毎週木曜日。村保健福祉課は「健康づくり・仲間づくり・生きがいづくりの増進を目的とした本数拡大で利用しやすくなる。買い物や公共施設利用などに活用してほしい」と話している。問い合わせは村保健福祉課【電話】046・288・3861まで。