大矢孝酒造(株) 残草蓬莱(ざるそうほうらい)が首席に 第93回 南部杜氏自醸清酒鑑評会 純米酒の部
愛川町田代の大矢孝酒造(株)が製造する日本酒「残草蓬莱」が、今年4月に岩手県で開かれた第93回南部杜氏自醸清酒鑑評会(主催/社団法人南部杜氏協会)の純米酒の部で、最高位にあたる首席に輝いた。
同鑑評会は、酒造技術の研鑽と資質の向上を目的に、明治時代から開催されているもの。主催の南部杜氏協会は全国でも最大規模の杜氏の組織で、今年は全国159の蔵から吟醸酒395点、純米吟醸酒194点、純米酒111点の出品があった。審査は部門ごとに行われ、上位入賞酒は順位が付けられる。
今回、初出品で首席(第1位)受賞という結果を受け、8代目蔵元の大矢俊介さんは「一般的には、神奈川県はお酒のイメージがないかもしれないが、これを機に知っていただき、飲んでいただければ嬉しい」と喜びを話す。
表彰式は5月25日に岩手県花巻市で開かれた。自身は出席できなかったというが、蔵の入口の横には従業員が持ち帰った賞状とトロフィーが飾られていた。
受賞酒の残草蓬莱は、派手すぎず、さわやかな香りと味わい、メリハリの利いた旨み、なめらかですっきりとした後味などを意識し、こだわりぬいて仕込んだもの。米の出来も良かったことから、例年にも増していい酒に仕上がったという。
問い合わせは大矢孝酒造(株)【電話】046・281・0028まで。
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