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公開日:2013.05.03

県央地区
道路整備で「活気」
自治体間の連携強化へ

  • 圏央道と新東名が接続する海老名南JCT付近(2月撮影・中日本高速道路(株)提供)

 県央地区で進む道路の整備。圏央道・さがみ縦貫道路区間の全線開通や新東名との接続、国道246号バイパス整備などを近い将来に控え、各自治体では観光振興や企業誘致、近隣自治体との連携などを強化している。



 さがみ縦貫道路は圏央道のうち、茅ヶ崎市西久保から都県境の相模原市緑区川尻までの区間(延長約34Km)の名称。



 今年3月30日には、海老名ICから相模原愛川ICまでの延長10・1Kmが開通。中日本高速道路(株)によると、今年度中にはその先の高尾山ICまでつながる予定で、開通すると中央道と関越道の区間とも接続するため、アクセスも便利になる。さがみ縦貫道路の全線開通は14年度の予定という。



 圏央道海老名南JCTと接続する新東名の伊勢原と海老名区間は、20年度までに順次開通する予定。これにより愛知県までつながることになる。また、厚木市中依知から伊勢原市を経由し、秦野市八沢を結ぶ国道246号バイパス(延長29・1Km)も計画が進む。



 インフラ整備に伴い、交通の便が飛躍的に向上することから、各自治体は期待を寄せている。厚木市・愛川町・清川村も参加する6市町村の「県央相模川サミット」では、圏央道の開通で観光客の誘致をねらう。



 新東名の伊勢原北IC(上粕屋)ができる伊勢原市では、「千載一遇のチャンス」と捉え、大山や日向地区を中心とした観光の核づくりを進める。



 また、各自治体ともに、IC周辺の道路整備や企業誘致にも積極的。雇用の創出や税収の確保を見込む自治体もある。近隣自治体との協議会を設置し、ネットワーク強化を図っている。

 

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