愛川町立菅原小学校で12月2日、全盲のピアニスト島筒英夫さんが講演と演奏を行った。
これは、人権週間にあわせて同校が行ったもの。会場となった同校の体育館には、4年生から6年生の児童が集まった。
島筒さんは、ショパンなどクラシックの名曲のほか、自身が作曲し、テレビドラマのモチーフにもなった「さよならぼくたちのようちえん」などを披露。児童たちは、全盲とは思えない島筒さんの弾くピアノの音色に聞き入っていた。
また、講演で島筒さんは、「目が見えないことで、どれだけ自分が周りの人に支えられているかをわかることができた」「声をかけてくれることは本当に嬉しい。差し伸べてくれる手は『黄金の手』と呼んでいます」など、思いやりの大切さやコミュニケーションの重要性を話した。
島筒さんは2歳の時に病気で失明。6歳でピアノを始め、1971年に武蔵野音楽大学ピアノ科に当時全盲としては初めて入学。卒業後から作曲活動を始め、コンサートなどを各地で開催している。
また、この日同校では、島筒さんの演奏と講演以外に、1年生児童は手話体験、2年生児童は車イス介助体験、3年生児童は視覚障がい者をサポートするための誘導体験など、学年ごとに様々な学習が行われた。
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