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廃棄パンを飼料に活用 山口養豚場とパルシステムが協定

社会

掲載号:2015年5月15日号

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協定書を手にする山口昌興代表取締役社長(右)、吉中由紀理事長(中央)、石田敦史専務理事
協定書を手にする山口昌興代表取締役社長(右)、吉中由紀理事長(中央)、石田敦史専務理事

 生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ(吉中由紀理事長)と(有)山口養豚場(山口昌興代表取締役社長)が4月28日、パンの未利用資源を活用した「パン豚」の取組みで調印式を行った。パン豚とは、廃棄されるパンを飼料に育った豚肉で、神奈川ゆめコープの組合員向けに7月から予約・出荷が始まる。

 今回調印された協定の正式名称は「畜産飼料の国産自給及び資源循環に向けた取組みに関する協定書」。清流の館で行われた調印式では、山口代表取締役社長や吉中理事長、パルシステム生活協同組合連合会の石田敦史専務理事など多くの関係者が集まり、日本の豚肉を取り巻く現状や山口養豚場の事業説明が行われたほか、山口養豚場で生産されたパン豚の試食なども行われた。

 パルシステムでは、関連会社の(株)パルブレッドでプライベートブランドのパンを製造している。このパルブレッドの工場では、製造過程の余剰分や形が悪く販売できないパンなど、そのままでは廃棄されてしまう未利用資源がどうしても出てしまう。

 この捨てられるパンを活用しようと、神奈川ゆめコープが2012年から、藤沢市の養豚業者と協力した取り組み「藤沢のすくすくパン豚」をスタート。未利用資源のパンを集め、これを飼料に育った豚肉を組合員に向けて販売していた。

 このパン豚は、廃棄されるパンを利用する神奈川県産の豚肉として評価を受けていたが、生産を担っていた農家が養豚業を終了することになった。そこで神奈川ゆめコープでは、2015年度以降もパン豚を継続させるため、協力業者を探していた。

清川でパン豚

 清川村の山口養豚場は、豚にストレスのかからない広い群育舎と丹沢山系の伏流水を使い、年間約14000頭の豚を飼育している。きめ細かく柔らかな豚肉は村の特産品である「清川恵水(めぐみ)ポーク」として販売されている。

 神奈川ゆめコープからパン豚の協力依頼を受け、2015年7月から「神奈川のすくすくパン豚」として、組合員向けに出荷を開始することになった。

 同社では既に昨年12月からパンの飼料の使用を始めている。育成後期の一部の豚へ与える飼料の11・9%がパルブレッド工場から届けられたパン粉だという。神奈川ゆめコープによると、八王子と岩槻の工場から年間100トン以上のパンが飼料として活用されるという。神奈川ゆめコープでは今後、組合員から10000パックの予約受注対応を見込んでいる。

パン豚の試食も
パン豚の試食も
事業説明や豚肉を取り巻く現状の解説も行われた
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