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愛川・清川 教育

公開日:2016.10.07

ネットの言葉にも思いやり
中学生が情報モラル教室

  • コミュニケーションツールについて注意点を学んだ

 愛川中学校生徒会本部が9月23日、田代小学校で情報モラル教室を開催した。

 携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、コミュニケーションアプリなどSNSやインターネット上でのいじめや誹謗中傷が増加傾向にある。トラブルを避けるためにどのようにすべきか、教室では中学生が小学生にインターネットを使う時の心構えや注意点について講義を行った。

 この日は、同小学校の5年生と6年生、保護者ら約80人が参加した。講師となった中学生たちは、コミュニケーションアプリ上でのトラブルに発展しやすい会話例を寸劇で実演しながら、「これは良い事?悪い事?」と児童たちに質問。「メッセージの意味がうまく伝わらないと、悪口と思われることがある。言葉をそのまま書くのではなく、相手を思いやって、伝わる言葉でメッセージを発信して」「スマートフォンのアプリやインターネットのメールは、現実とつながっている。時に他人を傷つける道具にもなってしまう」と注意を呼びかけた。

 愛川町内では、2016年度から各中学校区において小中一貫教育推進事業に取り組んでおり、今回の教室もこの一環。中学生たちは今年8月に「かながわサイバーポリスサポーター養成講座」を受講し、同中学校の1年生にも同様の教室を実施している。

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