戻る

愛川・清川 トップニュース社会

公開日:2017.11.17

町シルバー人材センター
法人化10周年を祝う
記念式典や講演盛況

  • 式典で挨拶に立つ後藤理事長

  • 感謝状の贈呈

  • 講演する吉川氏

 公益社団法人愛川町シルバー人材センター(後藤務理事長)が11月11日、愛川町文化会館で法人化10周年記念式典・講演会を開催した。同センターの会員など約100人が集い、盛大に節目を祝福した。

 第1部の記念式典で挨拶に立った後藤理事長は「10周年を節目とし、自主・自立・共働・共助の基本理念を念頭に、引き続き、利用者に喜ばれるサービスの提供に努め、事業の推進が図れるように努めてまいりたい」と、今後の発展を目指し決意を語った。

 さらに、組織運営に貢献した功労者や企業に感謝状と記念品が贈られた。

 第2部では、元NHKアナウンサーで歌手の吉川精一氏が登壇。「今も輝こう!人生これから」と題して記念講演を行った。

 吉川氏は「人生において、何かを始めるのに遅すぎるということはない」と語り、57歳で定年した後、子どもの頃からなりたかった歌手を目指した自身のエピソードをはじめ、出会いの大切さなどを話した。元アナウンサーならではの流暢なトークにユーモアと歌を交え、参加者らを惹きつけた。

時代にあわせ着実に発展

 シルバー人材センターは、60歳以上の定年退職者など、高齢者の希望や健康に応じた臨時的・短期的な就業の機会を提供する団体。原則として市町村単位で設置されており、愛川町では320人(2016年度)が会員となっている。

 前身である「愛川町生きがい事業団」が設立したのは1987年。町老人クラブ連合会や町社会福祉協議会が中心となって誕生した任意団体だったが、少子高齢化など社会のニーズ増加にあわせ、2007年に「社団法人愛川町シルバー人材センター」に移行した。法人化した2007年度の会員数は167人・受託件数は814件だった。

 2012年には公益社団法人化し、地域の高齢者等の雇用安定を支える組織として活動。仕事の内容は植木の剪定や障子の張り替え、公園や河川の草刈りなど多岐にわたり、近年の受託件数は年間1000件以上。町内の様々な場所で会員が汗を流す。

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS