愛川・清川版 掲載号:2018年5月25日号
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愛川町在住太田康治さん 届け スポーツの力 コスタリカで大会企画

スポーツ

プロジェクトを語る太田さん
プロジェクトを語る太田さん
 愛川町中津在住の太田康治さん(桜美林大学リベラルアーツ学群4年)が、仲間とともに今年8月、中米のコスタリカ共和国で私立校2校を対象にバスケットボールとサッカーの学校対抗戦を企画。現地のスポーツ教育推進と社会問題の解消を目指す。

 太田さんは同大学野球部に所属。「JICA・大学連携ボランティア事業」に参加し、今年2月から3月にかけて、他の部員とともにコスタリカを訪れた。現地では青少年の健全育成を目的に学校で子どもたちに野球の指導を行ったが、その際、コスタリカにおけるスポーツ・体育教育の遅れや、道具・教員の不足などを目の当たりにした。さらに、青少年犯罪率やHIV感染率の急激な増加など現地の社会問題を知る機会となった。

 この派遣期間中に、同大野球部の先輩で卒業生の柳田一麿さんに現地で出会い、柳田さんが発案した学校対抗戦プロジェクトに誘われたという。

 現地企業と協力して学校対抗戦を開催し、スポーツを通してコスタリカへの体育・スポーツ普及を目指す。試合は各校の体育館やスタジアムを使い、「ホーム&アウェー」方式で開催する。さらに、国立献血バンクと協力し、来場者や生徒を対象にした献血・HIV検査ブースを設けることで社会問題解決につながるきっかけを作るという。

 競技の種目について、野球ではなくサッカーやバスケットボールを選定したのは、現地の競技人口を踏まえてのことだ。「スポーツの普及と社会問題解消をより多くの人に呼びかけるために、生徒の参加しやすさや競技の知名度を考慮しました」と太田さんは話す。

 ペルー出身の日系3世である太田さん。1歳で来日し、愛川町で育った。野球少年で、中津リバースや愛甲リトルシニアで汗を流した。「いずれ母国と関わりたかった」という思いを抱いていたこともあり、母国に近い中米でのプロジェクトに力が入る。

 流暢なスペイン語を話し、現地の学校や企業との交渉役を担ってきた。また、大会ホームページやSNSだけでなく、現地テレビ局や新聞社の協力も得て、様々な方法で大会の広報を行う。「あくまでも僕たちはきっかけを作ってサポートする役割」と太田さん。現地の企業や学校が主導で行っていける仕組みを作っていく。

CF(クラウドファンディング)で支援募集

 「現地に根付く大会にすることが大切」と、11月に予定している次回大会や今後の継続的な開催を目的に、5月25日(金)から6月下旬まで、Readyfor(株)が運営するクラウドファンディング(インターネット上での資金支援募集)を実施する。目標額は70万円。集まった資金は、現地への旅費や、運営費用に充てるという。

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