任期満了に伴い6月17日に行われた愛川町長選挙。新人との一騎打ちを制し、現職の小野澤豊町長(65歳)が再選を果たした。少子高齢化や地域活性化など、様々な課題があるなかで、2期目の小野澤町政についてインタビューを行った。
◇ ◇ ◇ ◇
――投開票から1カ月。現在の心境をお聞かせください
「告示直前で相手候補が名乗りをあげ選挙になったが、自分にとっても志を新たに認識することになり、良い選挙だったと思います。小中学校へのエアコン設置もあって、選挙期間中は子どもたちからもたくさん声援をもらった。『これは負けられない』と思いましたね」
――小野澤町長の2期目への想いは
「人が元気、町が元気になるように、継続を力に換えて、愛川町のステージをもう一段高くしていきたい。1期目は掲げた公約にほとんど着手できたが、それに満足せず、しっかりやっていきたい」
――具体的な重点施策をお聞かせください
「子育て支援、高齢者福祉、公共交通の充実、移住定住促進に加え、特に横須賀水道半原水源地跡地の拠点づくりと中学校の温かい給食の提供を重点的に進めていきたい。水源地跡地については年度内に土地取得を実現するとともに、民間業者との協議も並行していきたい。昨年度に基本計画ができた。これはあくまで青写真なので、町民の皆様とキャッチボールしながら進めていきたい」
――町長選では観光・産業連携拠点づくりに反対を表明した新人候補が約3千票を獲得しました。この結果を受けて、拠点づくりの進め方に変化は
「構想案の段階から町民の皆様と意見交換をしながら進めてきましたから、特段変化は考えていません。ただ、自治会との対話の場などで積極的に題材にするなど、愛川町全体のまちづくりにつながる拠点であることを、よりきめ細やかに訴えていきたい」
――中学校の温かい給食について具体的には
「小学生が減少するなか、給食を作る各校の調理場の規模は変わっていません。親子方式を選択肢の一つに、課題を一つひとつクリアして任期中に実現したい」
――長期的な将来を見据えて町長の描く愛川は
「これからは全国的に人口減の時代。税収も落ちていくが、私が子どもの頃は愛川町の人口は1万4千人くらいだった。もちろん、減少の速度を緩やかにしていくことも大切ですが、悲観するだけでなく、そんな時代でも元気に楽しく暮らせる社会が一番良い。そのために行政もしっかりとやっていきたい」
――最後に、町民に向けたメッセージをお聞かせください
「町としても町民の皆様に寄り添った町政運営をしていきますので、皆様もお元気で、行政にもご理解いただき、一緒に町づくりを進めていただけたらと思います」
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