愛川町郷土資料館が今年で開館から10年を迎え、7月21日(土)から8月31日(金)まで、企画展「開館10年〜愛川の自然資料〜」を開催する。未公開資料や絶滅危惧種など、貴重な郷土資料を展示する。
県立あいかわ公園内にある同館は2009年4月にオープン。生物や植物をはじめ、様々な郷土資料を収集してきた。
特別展では、節目の記念として同館所蔵の未公開資料や町内で発見された絶滅危惧種などを展示。植物・動物・地質の分野ごとに紹介する。
未公開資料では、2000万年から3500万年前の地層から産出された生き物の巣穴などの生痕化石「へそ石」や、県内で愛川町でのみ記録されている美しい昆虫の「エゾベニシタバ」などを紹介。絶滅危惧種では、一度は県内で絶滅したと考えられていたが2011年に愛川町の水田で再発見され話題となった「ニッポンイヌノヒゲ」や、近年急激に減少している「シロスジコガネ」などを展示する。この他にも、様々な分野から約250点の資料が紹介され、夏休みの自由研究などにも最適な企画だ。会場は同館企画展示室とエントランスホール。時間は午前9時から午後5時までで、期間中の休館はなし。
自然の魅力講座で紹介
今回の企画展にあわせて8月5日(日)、サークル愛川自然観察会代表の山口勇一氏による講座が行われる。
愛川町の植物などを長年にわたって調査している山口氏は、NPO法人神奈川県自然保護協会の理事も務めている。
講座では、自然を調べる楽しさや愛川の自然の変遷、近年の植物に関する話題などを解説する。
会場は同館会議室で時間は午後1時から3時まで。定員は先着20人。
なお、同館の入場や企画展の観覧、講座への参加は無料だが、期間中は県立あいかわ公園の駐車場が有料(普通車1台500円)となる。詳しくは同館【電話】046・280・1050へ。
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