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愛川・清川 文化

公開日:2018.08.03

旅人見守り二百五十年
三増峠のお地蔵様

  • 木々が生い茂る三増峠に鎮座するお地蔵様

  • 「吉祥海雲」の文字

 愛川町と相模原市緑区をつなぐ三増峠。かつての山道に、旅人を見守り続けるお地蔵様がある。

 現在は県道65号(厚木愛川津久井線)が整備されトンネルが開通しているが、以前は峠を越える山道だった。

 この三増トンネルの愛川町側の入り口に三増峠ハイキングコースの登り口があり、かつての山道を歩くことができる。コンクリートの整地された道はすぐに途切れるが、幅約2mほどの山道を15分ほど登っていくと、左手の平地にお地蔵様が鎮座している。

 町によると、このお地蔵様は江戸時代の1768年(明和5年)に三増地域の人々が清川村煤ヶ谷や信州(長野県)の石工を呼んで作らせたのではないかと推察されているが、詳しくはわかっていないという。

 時代を超えて約250年。これからも旅人と地域の人々を見守り続ける。

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