愛川町の半原小学校で9月12日、盲目のヴァイオリニスト増田太郎さんが講演を行った。
これは、同校PTAの家庭教育学級で行われたもの。この日は体育館に全校児童や教員、PTA会員らが集まった。
講師となった増田さんは、5歳でヴァイオリンを始め20歳で視力を失うが、生命力あふれる演奏で話題に。様々なアーティストのレコーディング、楽曲提供のほか、東京都主催のパラリンピックイベントなど国内外で活躍している。
会場を巻き込む参加型コンサートが人気で、同校でのコンサートでも拍手にあわせた演奏で会場を沸かせた。
また、絶対音感を駆使して様々な音をヴァイオリンで再現する演奏では、動物の鳴きまねやサイレン、鉄道会社による踏切音の違いなどを披露。児童から大きな笑いや拍手がおこった。
増田さんは「コンサートでみんなの反応がダイレクトに感じられると幸せ」と話し、「まだ自分の夢がはっきりしていない人も多いと思うけれど、あせることはない。これから思いがけないたくさんの出会いがあり、夢も変わっていくはず。元気に、未来に向かって歩き続けてほしい」と、力強くメッセージを送った。
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