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愛川・清川 社会

公開日:2018.11.02

実践的訓練で救助に備え
川崎市消防局と合同訓練

  • 傷病者をヘリで救助する訓練

  • 機敏に活動する地上部隊

 愛川町消防署が10月30日、町内角田の消防訓練場で川崎市消防局航空隊との合同訓練を行った。同隊のヘリコプターも参加し、山岳救助などを想定した実践的な訓練が実施された。

 これは、行楽シーズンを前に毎年行われているもの。この日は愛川町消防署から約50人、川崎市消防局航空隊から9人が参加した。

 訓練では、「メッシュ担架」と「ベストスリング」を使用したヘリでの救助訓練を実施。地上部隊とヘリの無線連絡や降下時の連携、ヘリ機体内への要救助者の収容など、一連の動作を体験したほか、担架やベストスリングの装着法を学んだ。

 愛川町内では2017年10月から今年の10月30日までに、ヘリを必要とする山岳救助が4件発生。このうち3件で、同航空隊が出動している。

 石川省吾愛川町消防長は「昔の山岳救助では、担架を人力で運んでいました。時間がかかることで要救助者に負担がかかるほか、隊員の安全管理面でも難しかった。ヘリによる救助が可能になることは本当にありがたいことです」と話す。

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