あいかわ楽習応援団「みんなの先生」として健康おんがく講座の講師を務める 菅原 麻美さん 愛川町三増在住
音楽の楽しさ広めたい
○…歌にあわせて体を動かし、心身共にリフレッシュ。健康おんがく講座は今年4年目を迎える。「頭と体を同時に動かすので脳トレにもなります」と笑顔。指導方法は独学で、当日の参加者の年齢などから内容を柔軟に変えていく。「結構激しい内容ですが、皆さん終わった後は本当に満足そうなんですよ」と、充実感が伝わる。
○…北海道出身。4歳からピアノを習ったが、講師に歌の才能を見出され、勧められて中学2年から声楽を勉強した。高校の頃には進路を固め、昭和音大に進学。同大学の大学院を卒業し、今もオペラで有名な藤原歌劇団に所属する。結婚を機に愛川町に移り、これまでの音楽経験を活かして「何か役に立てたら」と、6年前から「みんなの先生」に。リトミックのボイストレーニング講師や、愛川町児童合唱かえるの学校、音の森 うたひろば、昭和音大付属の音楽教室、自宅でのピアノと声楽レッスンなど、活動は多彩で精力的。教え子も0歳児から80歳代まで幅広く、今や愛川町の音楽文化を支える存在だ。
○…「趣味であり、仕事でもあるので、一年中毎日が音楽ですね」という日々、健康管理は重要だが、普段からあまり風邪などもひかないという。「毎日声を出すことで、自然と体が強くなっているのかも」とニコリ。「歌はすぐに始められるし、一番気軽な音楽だと思うんです」と言葉に熱がこもる。「音楽の楽しさを一人でも多くの人に伝えたい」。そう語る瞳は一層輝きを増す。
○…夫と小学2年生の娘の3人家族で、自宅で歌っていると娘が歌に加わってくることも。幼い頃から演奏会など生の音楽に触れさせているが、「何が何でも音楽の世界に進ませようとは思ってはいませんね」と、優しい母の横顔も。