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公開日:2019.02.22

岩澤村長が初登庁
「村民のために」抱負語る

  • 本紙取材に応じる岩澤村長

  • 初登庁のセレモニー(写真・清川村提供)

 大矢明夫村長の逝去に伴う清川村長選挙が2月12日に告示され、立候補の届け出は新人で元教育長の岩澤吉美氏(無所属・62歳)のみで、無投票での当選が決定した。2月18日には、岩澤村長が初登庁し就任式が行われた。

 初登庁の朝は、村役場本庁舎の正面入り口に並んだ職員らが拍手とともに岩澤村長を迎えた。歓迎の花束を受け取った岩澤村長は、村長として初めて庁舎に入り、就任式に臨んだ。

 式典で岩澤村長は「亡くなられた大矢前村長は、常に村民に寄り添い、村民第一の村政を貫いた。私も村民の気持ちを第一に、村政運営にあたりたい」と決意を語った。

 また、職員には「プロとしての意識を持って、問題意識を持って、住民のために、忌憚のない意見を聞かせてほしい。一生懸命に取り組むので、ぜひ皆さんの力もお借りしたい」と呼びかけた。

 岩澤村長の任期は2019年2月17日から2023年2月16日まで。

ボトムアップの組織づくりも

 岩澤村長は就任式後、本紙の取材にこたえ、「責任の重さを痛感している。様々な判断が求められ、誤った選択をするわけにはいかない。そのためにも、職員とともに、知恵を出し合って、より良い清川村にしていきたい」と抱負を語り、「意欲のある職員の芽を摘まないようにしたい。各課とのヒアリングなど、様々な意見に耳を傾け、ボトムアップの体制も作っていきたい」と役場内の組織体制について話した。

 教育長としての経験から、村内の教育環境については「子育て支援の施策を継続するとともに、学校現場では教材なども時代にマッチしたものなどが必要になってくる」と話す。定住促進につては、「村営住宅の整備を進めてきたが、空き家の増加も課題となっている。清川の良い環境をPRしていかなくてはならない。そのための情報発信をもっと丁寧にやっていきたい」と語った。

 さらに、「クリエイト清川店やサテライトオフィスなどをはじめ、大矢前村長は様々なハード面での整備を進められた。これらを上手に活用していくことが、私の役割。ソフト面での施策は目に見えにくいかも知れないが、花を咲かせていきたい」と語った。

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