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愛川・清川 文化

公開日:2019.04.05

息をのむ火渡り
八菅神社で春の例祭

  • 燃える火のなかを一気に歩く

  • 参拝者の火渡り体験

 愛川町の八菅神社で3月28日、春の例祭が開催された。

 八菅山は、かつて山岳信仰の聖地として栄え修験者たちが集う道場として知られた場所。祭りのメインである「護摩供養火生三昧の修法(火渡り)」は、奈良時代から続くと言われ、1年の無病息災を祈る行事。今年も往時の荒行を今に伝える伝統行事を一目見ようと、町内外から多くの見物客が集まった。

 法螺貝の合図に導かれて山伏装束の男たちが境内に登場し、古式にのっとった儀式ののち、木や葉が積み上げられた山に点火された。山が燃え落ちると地面にならし、掛け声とともに火の中を一気に渡った。

 火が落ち着いた後は、一般の参拝者も火渡りを体験。参加した参拝者からは「1年の健康を祈って歩きました」「初めての火渡りでしたが、火の熱さに驚きました」などの感想があがった。

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