２人１組でマクミランさん（奥）の読んだ札を取る
県立横須賀高校では英語に親しんでもらうことを目的とした英語版の百人一首大会を先月23日に行った。製作者でアイルランド人の詩人ピーター ジェイ マクミランさんを招いて実施したもの。
当日は約20人の生徒が参加。２人１組に分かれてトーナメント戦を行い、優勝を争った。札は英語表記になっており、生徒らはマクミランさんの発音に注意深く耳を傾けながら、取り札を探した。
その後行われた講演会ではマクミランさんが日本人の繊細な心や、はかなさを歌った百人一首の魅力を解説。海外にその面白さを広めている活動を紹介して、生徒らに意見を求める場面もあった。
今回のイベントに参加した生徒の一人は「楽しい時間で、普段の英語の勉強とつながるところもあり、学びも多かった」と話す。企画した同校の江原雪枝教諭は「楽しみながら英語に触れる生徒の様子を見て手応えを感じた」として、継続的な実施や基地内の高校生を招いたイベントなどを検討していくという。
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