国連が定めた「持続可能な開発目標」SDGsを学校教育に取り入れる動きが全国的に広がる中、旅行会社のJTB横須賀支店と教育事業を手掛ける一般社団法人ウィルドアが、猿島を舞台にしたSDGs体験プログラムの開発に挑んでいる。
修学旅行や遠足で猿島を訪れる中高生に、SDGsをゲーム感覚で学んでもらう内容。ガイドの案内で島内を散策しながら「猿島で取り組まれているSDGs」を見つけ出し、アイデアや理想とする未来像などをユーチューバーになったつもりで動画にまとめて発表する。
今月5日には、三浦学苑高校の生徒16人が参加してテストツアーが行われた。SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のテーマを与えられた1年生のチームは、太陽光や風力による発電装置の設置を提言。島内で使う電力を全て再生可能エネルギーで賄う将来の理想の姿をニュースレポート風のコミカルな作品に仕上げた。
一連の取り組みは、環境と観光の両立をテーマに、地元企業が連携して進めている「つづくみんなの猿島プロジェクト」の一環。今回のプログラム開発は、実際に体験した高校生の意見などを反映して商品化する。全国の中学校・高校に売り込み、猿島の来島者増加や横須賀観光の活性化につなげる狙いだ。
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