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積み重ねを大きなうねりに 地元企業の使命追求 株式会社 富士防（森崎）
全社員がSDGsへの意識を高め、業務に取り組んでいる
首都圏内を中心にマンションの大規模修繕工事など建物改修事業を展開する（株）富士防は、ＳＤＧｓの目標達成に向けて、関連する様々な分野での取り組みを加速化、深化させている。
昨年５月、神奈川県の「ＳＤＧｓパートナー」に認定された同社。今年２月には模範となる事例を表彰する「かながわみんなのＳＤＧｓ」で、神奈川県中小企業診断協会賞を受賞した。高く評価されたのは、【1】女性社員によるパトロールやコンシェルジュを工事現場に配置した女性目線のきめ細やかなサービスの提供、【2】県内初の防水職業訓練校として職人の技能習得の機会創出-。ダイバーシティ、インクルーシブといった視点から全社員が自信を持って活躍できる場を整える。
「社歌」という切り口で社員の結束力向上、働きがいを醸成するユニークな試みも展開。若手社員の言葉や会社の強みを織り交ぜた社歌「Ｏｎｅ ｔｅａｍ〜ｔｅａｍ22応援歌〜」が、「日経全国社歌コンテスト」で準優勝・川島あい賞・ＪＯＹＳＯＵＮＤ賞を同時受賞し、注目を集めている。
建物、街、人を育む
注力するのは、人材育成だけではない。創業以来掲げるスローガン「たてものを育む。」。修繕を通じて建物の資産価値維持・向上の他、住民の暮らし、関係、地域、社会を育む-という理念に基づき、社会貢献やパートナーシップも強化する。社員が持ち寄った食糧を横須賀市へ寄付するフードドライブ、同社を中心に立ち上げた（一社）三浦半島建物改修工事業協会での産学官連携や県内大学生との共同研究、アスリート雇用。「地元企業として出来ることを積み上げ、17目標の達成をめざす」と岡田圭太常務は話している。
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※横に表示されている数字のアイコンは、SDGsの17の目標のうち、同企業の取り組みに該当する項目を一部掲載したものです
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