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横須賀・三浦 社会

公開日:2026.09.25

防大生集う心の故郷 馬堀海岸「築地銀平鮨」

  • 店の大将、齋藤公平さん(左)と真弓さん

    店の大将、齋藤公平さん(左)と真弓さん

 馬堀海岸駅に程近い「築地銀平鮨」。開店36年を迎えるこじんまりとした店内を満たす威勢の良い声と弾む笑顔の中心は、坂の上の防衛大学校に通う学生たちだ――。

 防大生の行きつけの店となったきっかけは、開業まもない頃に一人の教官が訪れたこと。よほど気に入ったのか学内で紹介したようで、徐々に真面目で礼儀正しい若者たちが姿を現すようになった。いつしか、学生寮の同部屋の親睦を深めるために上級生が下級生をもてなす「部屋会」の定番会場にもなった。

 大将の齋藤公平さんと真弓さんを「おじさん、おばさん」と慕う学生たち。卒業後に自衛官として全国へ巣立った後も「近くに来たから」と顔を出し、時にはそのまま店の2階にある齋藤さん宅に泊まり込むことも。そんな夜は、きまって思い出話に花が咲く。

願うは無事のみ

 周年記念を忘れず、お祝いとして店のオリジナルTシャツや自作の歌も贈ってくれる学生たちのことが「本当にかわいくて仕方ない」。子どもを持たない齋藤さん夫婦にとっては、我が子同然の愛おしい存在だ。

 国を守る重大な任務を負う自衛官となれば、危険と背中合わせの身。だからこそ、口癖のようにかける言葉に熱がこもる。「ケガや事故だけは、絶対にするなよ」

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