7月14日(日)から開催される茅ヶ崎市美術館「美術館まで(から)つづく道」は、アーティストが同館周辺の道を障害者らと歩き、感じたことを作品にする、これまでにない試みだ。作品に込められた思いを3回にわたって紹介する。
アーサー・ファンさんは、美術家であり、脳神経科学の研究員だ。道を歩き、後から記憶を頼りに、見付けたもの、感じたことを地図のように記号や線で書き連ねる「散歩記憶」という作品を手掛ける。「いつもの道でも、面白い看板、変わった植物、におい、音、五感を使って見付けた小さな発見を共有することで、楽しくなる」と愛用のカメラを片手に微笑む。
約1年をかけ幾度も茅ヶ崎を歩き、記憶を重ねた。車いすユーザーの和久井真糸さんらと歩く中で、“目線の違い”に改めて発見を得るとともに、今回の作品作りを、アーティストの平尾菜美さんが観察し、別の作品に落とし込むという。「誰かと歩いて一緒に記憶を辿るのも楽しいですね」とアーサーさん。今回、『散歩記憶』の新たな表現を試みる。「来場者の方の“見る力”のスイッチが入れられたら嬉しい」
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