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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2025.02.21

『会いたい』から35年澤田知可子さん 人生のヒント

 オリコンシングルチャートで100位以内87週ランクインなど、1990年代を代表する名曲『会いたい』で知られる歌手の澤田知可子さん(61)。現在も精力的に活動する澤田さんのパワーの源は、生涯現役という目標と、人生を楽しむ前向きな考え方にある。澤田さんに、日々の暮らしの中で大切にしていることを聞いた。

 ―『会いたい』が昨年、日本作曲家協会音楽祭でロングヒット賞を受賞しました。

 「35年目の楽曲が改めて評価されたことは、大事に歌い続けたご褒美のよう。私には『生涯現役』という目標があるので、これからもステージに立ち続ける勇気ももらいました」

 ―今も活発に活動されていますが、日々大切にしていることは。

 「シンプルに夫婦仲よく(※夫はピアニストの小野澤篤さん)。プロ同士の小さな衝突はあっても向いている方向は一緒なので、歩み寄る力やその時々の距離感が大事だと思っています」

 ―これまで挫折などはありましたか。

 「長く歌っていると表現に迷いも出てきますが、中越地震の復興コンサート(2004年)で『会いたい』を歌った時、傷ついている人たちを癒していると実感しました。挫折というより気づきによって私自身が復興できました。今でもその場所でコンサートを行い、花火大会では私の楽曲を使ってもらっています。自分がやるべきことを丁寧に積み重ねることの大切さを学びました」

 ―人生100年と言われる時代、大切にしたい考えなどは。

 「人生は飽きたらつまらない。途中でリセットできないんだから楽しまないと。私は夫や友人とコミュニケーションをとりながら笑ってゴールまで向かいたいと思っています。悔いのないよう過ごせたら素敵ですよね」

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