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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2025.11.21

学芸員のイチ推し!
-連載 Vol.37-どうみる? 遺跡調査展示会

  • 獣脚付施釉陶器片(上)正面 (下)側面

 茅ヶ崎市博物館では12月7日(日)まで、令和6年度に市内で行われた発掘調査の成果を発表する速報展を行っています。たくさんの出土遺物たち。どこに注目すればよいのでしょう。

 まず、目に入るのは、前回の特別展「古代高座(たかくら)」で主題となった高座郡家(ぐうけ)のある下寺尾地区。それに続く香川地区から菱沼地区にかけては、これまでに古代の特殊遺物が見つかっています。昨年度も、香川地区からは線刻土器、本村地区からはネコ科動物の足を模した獣脚付施釉陶器片のような特徴的な遺物が見つかりました。高座郡家で働く役人たちはこのあたりに住んでいたのかもしれません。

 それぞれの遺跡からは様々な年代の出土遺物が見つかり、中には見覚えのある飲み物の瓶も!住みやすい場所は昔から変わらないのでしょうか。

 11月末まで交流スペースで「古代高座」に関するパネル展を開催しており、図書室にはそれぞれの遺跡のことや発掘調査の風景がわかる本も紹介されています。12月7日には発掘担当者によるギャラリートークも。時代ごとの土器の違いなど、新しい楽しみ方を探してみては?

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