(PR)
復興願い鈴の音ひびく 寒川神社で第42回相模薪能
寒川神社で8月15日、「第42回相模薪能」が行われた。これは英霊、戦争犠牲者の霊を慰めると共に、世界平和と国家繁栄を願って昭和45年から行われている神事能。今年は節電にも配慮し、照明などの電源は全て同神社の自家発電でまかなわれた。
舞台となる本殿には、東日本大震災の被災地を元気づけようと「とどけ鈴の音 ガンバレ!東北」と書かれた横断幕が掲げられた。当日は1500人が参列。祝詞奏上、玉串奉奠(ほうてん)などが行われたあと、被災地の早期復興を祈願して、浪速神楽『鈴扇の舞』が奉奏された。薪能では能『巴』、狂言『樋の酒』、能『舎利』の3番組が披露され、参加者らは幽玄の美を楽しんでいた。
募金活動も
相模薪能に合わせ、会場では募金活動も行われた。これまで、同神社は東日本大震災の復興支援として日本赤十字社に義捐金を、また神奈川県神社庁へ神社復興義損金を送ってきたが、今度は直接被災地の神社を支援するため、協力を募ったもの。
支援を行うのは、同神社とも交流のある宮城県石巻市の鮎川浜沖にある金華山黄金山神社。金華山は地盤沈下のため桟橋が破損し、瓦礫などで船の接岸が難しく、ライフラインの復旧が遅れているという。義捐金は、神社の復興に宛てられる。
寒川神社の利根康教宮司は「神社の祭りは、自然災害、飢饉等から始まったと言われています。日本は幾度となく困難を乗り切ってきました。今後、何十年も掛かると思いますが、皆で力を合わせ頑張ってもらいたいと思います。頑張れ東北!」と話した。
|
<PR>
|
|
|
ちがさき さむかわ こどもタウンニュース3月4日 |
|
|