放射線量に異常なし 町内の測定結果
寒川町はこのほど、9月に行った放射線量等の測定結果について発表した。
町内の環境放射線量などの測定は、川崎市の公園で高い放射線量が測定されたことを受けて、9月5日から6日にかけて行われた。測定場所は町内の8小中学校、3保育園、7公園の全18施設。地上1cmと1mの高さでそれぞれ測定した結果、地上1cmでは毎時0・03〜0・06マイクロシーベルト、地上1mでは毎時0・03〜0・05マイクロシーベルトとなり、健康に影響が出るレベルではなかった。
また、9月12日には寒川町美化センター(し尿処理施設)の脱水汚泥について放射性物質検査が行われた。これは、下水道汚泥などに高濃度放射性物質が検出されていることから、肥料原料として利用されている同センターの汚泥についても検査したもの。
測定の結果、放射性セシウム合計量は31キログラムベクレル、放射性ヨウ素は検出されなかった。農林水産省が定める汚泥肥料の基準(200キログラムベクレル以下)を下回り、原発事故前の農地土壌の平均値(20キログラムベクレル)よりは上がったものの、原料汚泥として「問題ない」という結果となった。
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