寒川町7生産農家 シクラメン 出荷ピーク 猛暑対策で鮮やかに開花
寒川町の特産品であり、冬の代表的な花・シクラメンが出荷ピークを迎えた。寒川町内での年間出荷量は約2万9000鉢。シクラメンはその華やかさから贈答用などにも人気があり、町内に7軒ある生産農家では現在、出荷作業に追われている。
取材に訪れた根岸農園(宮山3778)では赤や白、ピンク、2色のものなど、約5000鉢のシクラメンが並んでいる。「今年は赤色系の花が出ることが多いね」と話す同園の根岸茂和さん。色鮮やかな定番の赤系シクラメンは今年も人気が高いという。このほか、直売も行っている同園では「毎年友人に贈っている」という常連客のためにも、今年はカンパーナホワイト、カンパーナピンク、エルフィンマーブルというフリンジ咲きの新しい品種も取り入れたそうだ。
根岸さんによると、ここ数年、生産農家にとって大きな課題は猛暑対策だという。同園では今年、種蒔き時に土を植え替え、夏を迎える前にしっかりした株を作り、猛暑を乗り越えられるよう工夫を行った。「そのおかげで花芽も葉もたくさん出て良い状態」と話す根岸さん。同園ではシクラメンのほかミニシクラメン、ガーデンシクラメン、ポインセチアなども扱っている。
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