寒川駅前の区画整理事業により移転することになった新町自治会(熊澤茂自治会長)の集会所「新町会館」が竣工した。積立金や移転補償金などでは資金が足りず、住民ら地元からの寄付で建設が実現したという。
同自治会では2010年に集会所建設検討委員会を設置。重要課題が生じるたびに協議を重ねてきたが、2014年の年明けから具体的に動き始め、同年1月に換地先の指定があり、5月には補償金の提示を受けたという。6月には建設業者の選定を行い、7月には寄付金の募集で建設を決定。昨年末には寄付金を集めて歩いた。熊澤自治会長は「多くの会員さんから寄付をいただけた。本当に感謝しています。皆さんの総力で会館建設が実現した」と話している。
同会館は、関東大震災の1・5倍の耐震構造で、自治会の自主防災拠点として機能。60人程度収容の集会も可能。LED照明やバリアフリーを採用、地域住民のふれあい・交流・集会の場として使われる。また、停電時には電源の切り替えを行える機能を有し、外部の発電機と接続して施設内に送電できるようになっている。災害情報をテレビで得ることも可能になる。立地条件にもこだわり、水害を受けにくい場所であることにも配慮されている。
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