寒川町では、ふるさと納税に対する返礼品の取扱いを10月１日から始めた。

　自治体への寄付で税控除の特例を受けつつ、地域の特産品などのお礼の品がもらえるという話題の寄付金制度。返礼品を取り扱うという動きが全国的に広がりを見せている。

　寄付の受付はインターネットのふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で行い、クレジット決済による方法となり、町外在住者が対象となる。

　寄付金の使い道を指定することができ、都市基盤整備に関する事業、環境に関する事業、健康・福祉に関する事業、消防・防災及び交通安全に関する事業、教育・文化及びスポーツに関する事業、産業振興に関する事業などにあてることができる。

　寒川町では「新たな財源の獲得と、町を『ふるさと』

と感じていただける方との絆づくりを目指し、あわせて特産品の紹介、町を知っていただく機会になればと考えています」と話している。昨年度は町に約６００万円の寄付があり、約１９０万円が町から流出。今年度は返礼品を設定したことで、10月から３月までの間に５００万円の目標を設定している。

　返礼品を受け取る対象となるのは５０００円以上の寄付で、返礼品は寒川町の特産品・推奨品「イースさむかわ」の品々をラインアップしている。１００００円の寄付で「調理済み冷凍棒コロ」「洋ラン」など、５０００円の寄付で「お菓子詰め合わせ」「鉢花（マーガレットほか）」などを選ぶことができる。

　サイトに行くには「ふるさとチョイス」で検索を。詳しくは財政課０４６７・７４・１１１１へ。