寒川シニア出身の倉本寿彦選手(25)がプロ2年目を迎えた今季、横浜DeNAベイスターズの主力として攻守ともに活躍している。
ルーキーイヤーは、安定した守備力で開幕スタメンを勝ち取るなど一軍の試合にコンスタントに出続けたが、打率2割8厘でシーズンを終えた倉本選手。昨季後半から取り組んだ打撃フォームの改造が実を結び、今シーズンは打撃も覚醒した。開幕当初こそショートやサードのポジションをルーキーの柴田竜拓選手や白崎浩之選手らと併用されたが、打撃の好調とともに不動のショートに定着。ほぼ全試合にスタメン出場している。
打率は5月中旬に一時リーグ3位の3割5分まで上昇し、その後も3割台をキープ(6月14日現在)。打順では6番のほか中軸の3番や5番を任されることもあり、5月12日の中日戦では自身初のサヨナラヒットを放つなどチームに欠かせない存在となった。「(今シーズンを)特に好調とは思っていないが、一喜一憂せずにやっている。好不調を考えずに自分らしくいく」と自然体で話す倉本選手。
元々得意の守備にもさらに磨きをかけ、ここまで「失策0」(6月14日現在)。「(シーズンを通して)失策ゼロで行きたい。チームのマイナスにならないよう、いつも通りにやっていきたい」と淡々と話すが、試合前守備練習ではチームの誰よりも最後までグラウンドに立ち汗を流している。
「地元の声援力に変えて」
横須賀の寮で暮らし、地元にはシーズン前の年末年始に帰ったという。「中々帰る機会がないが、地元は一番ゆっくりでき”自分”になれる場所」。また地元のファンに向けて「今年は去年より落ち着いて観てもらえると思う。地元から頂く熱い声援を力に変えていく」とメッセージを送る。
努力と飛躍の日々が続く”背番号5”は「まだ前半戦の途中。『これから』という気持ちで頑張りたい。まずは『レギュラー定着』を確実に掴みたい」と謙虚に話した。 (6月14日起稿)
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