9人制バレーボールの寒川ACE(エーシーイー)が全日本クラブカップの神奈川県予選を制し、全国大会出場を決めた。今年で3年連続の出場。8月11日(木)から三重県伊勢市で行われる全国大会で頂点を目指す。
練習は週2回、旭が丘中学校の体育館で行っている。「全員が集まる日は少ないのですが、みんな楽しんでプレーしています」と話すのはチーム代表の鈴木秀延さん。取材日は大会に向けて最後の練習試合を行っている最中で、実業団のチームに胸を借りていた。高速のジャンピングサーブが急激に変化する様は、トップレベルのバレーボールと全く遜色がない。
五輪などで競われる6人制と比べて、9人制ならではの独自のルールも多い。実はサーブは1回打ち直しができる2回制。ファーストサーブが決まると迫力満点なのはそのためだ。「9人制は魅力たっぶりです。9人制ならではの戦術も多い」と鈴木さんは話す。
同チームは約10年前に「寒川」と「ACE」が合併して誕生したチーム。ACEはアタック・チャレンジ・エンジョイの意味で、初期に全国行きを果たしたものの、その後低迷期に。その後選手の厚みも増し、県内屈指の強豪となった。上は42歳から下は27歳で、30歳代が中心。大学から実業団でプレーした選手も多く、レベルは当然高い。
攻撃陣を操るのはセッターでキャブテンの宮城大輔さん。「今年はベスト8目指して頑張ります。できればそれ以上も」と意気込む。巧みなトスワークは低く速く、相手のブロック陣を翻弄する。予選を突破すれば、決勝トーナメントは8月12日(金)から。
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