2014年10月から実証運行が行われていた寒川〜海老名間の路線バスが、4月1日から本格運行へと切り替わった。利用者が増加し、一定数の利用が見込めるようになり、地域住民の声に応える形となった。
3年前の実証運行開始に当たり、寒川町ではコミュニティバスの「北ルート」、海老名市では「本郷ルート」を休止した。これに伴い寒川町と海老名市が方策を検討。神奈川中央交通(株)、相鉄バス(株)の2社と連携し、公費負担を減らしつつ公共交通網整備と利便性向上を図るため、路線バス運行に至った。
運行当初は月の平均利用者数が約140人だったのに対し、現在は約190人に増加していることなどを踏まえ、4月1日から本格運行へと踏み切った。
前払いから後払いへ
運行本数は平日1日往復10便(寒川駅から10便、海老名駅から10便)、土休日1日往復6便(寒川駅から6便、海老名駅から6便)で、ダイヤの大きな変更はない。現金運賃は180円〜400円。距離別運賃制で交通系ICカード利用可能。運行ルートは別表の通りとなっている。
変わったのは利用方法で、これまでは乗車時に行先を告げて運賃を前払いする方式だったが、4月からは他の路線バスと同じく降車時に運賃を支払う後払い制に。乗車時には整理券を取るか交通系ICカードのタッチが必要になる。神奈中は中扉から乗車し前扉から降車、相鉄は1つの扉で乗り降りを行う。
また、他の路線バスと同じように、バスの運行状況をインターネットで確認できる「バスロケーションシステム」が利用可能に。系統番号は神奈中「海73」、相鉄「綾73」。
運行に関する問合せは都市建設部都市計画課【電話】0467・74・1111へ。
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