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寒川 トップニュース社会

公開日:2018.10.05

縄文土器を駅前に移設
露出機会増で町活性化へ

  • 観光協会内に設置された

  • 販売中のTシャツとポロシャツ

 寒川町指定重要文化財「釣手土器」などの縄文土器が10月1日から寒川駅前の寒川観光協会で移設・展示されている。



 これまでは一之宮小学校内にある文化財学習センターで展示されていたが、同センターでの見学が4月から予約制となり、また、より多くの人に文化財の存在を知ってもらおうと、寒川町教育委員会、寒川町商工会、寒川町観光協会の3者で協議した上で決めた。



 展示されているのは13点で、そのうち釣手土器は5点、土偶が2点。長野県茅野市の尖石縄文考古館の土器作りサークルの協力で作成されたレプリカも展示されており、こちらは触れることも可能となっている。



 釣手土器は、縄文時代中期に出現した縄文土器の一種で、浅鉢形で胴体口縁部に把手が付けられた土器。寒川町岡田遺跡で出土した。イメージキャラクター「つりてくん」がおなじみの存在となっている。



Tシャツ、ポロシャツ観光協会で販売中



 これに先駆けて、釣手土器のTシャツとポロシャツが観光協会で販売されている。今夏の各種イベントで関係者が着用していたのを見かけた人も多いのではないだろうか。



 描かれたロゴは商工会の縄文委員会が商標登録したもので、「使いたい方はどんどん使ってください」と町の活性化に役立てる方針だ。



 Tシャツは白・黒・グレー・ネイビーの4色で、価格は2200円(税込)。ポロシャツはネイビーのみで4500円(税込)となっている。また、送付希望者には送料自己負担で応じてくれる。



 町の活性化を願い作成されたウエア類だが、今後もこのロゴを利用した販促品の登場も考えられる。また、商店独自考案のロゴ使用も期待されるところだ。

 

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