6月9日の食育ひろば(総合体育館)で、地元の栄養士による「にんじんの会」の人形劇が親子連れの注目を集めた。普段はあまり食べてもらえず、嘆くピーマンの主人公が、バイキンを倒す分かりやすいストーリー。野菜の小道具がポンポンと飛び出し、子どもの集中は途切れない。
37年前に栄養士の研修の集いで、劇を通じた食育を目指して作られたのが始まり。作品は他にも「朝ごはん大好き」「ミュータンスマンをやっつけろ」があり、1年おきに作品を変えて上演している。メンバーは普段は介護施設や医療機関などで働き、忙しさもあるが、ベテラン揃いでどの役も担当できるのが強みだ。たまに劇中の音が出なくなったり、小道具が客席に飛ぶハプニングもある。原動力は子どもの反応だ。「劇の終わりに握手を求めてきたり、給食を食べてくれるようになるのがやりがい」(田渕登美子会長)。7月26日には健康管理センターでの寒川ボランティア体験会にも参加し、活動の醍醐味を知ってもらう予定だ。
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